消費者金融大手のアコムが貸出金利の下限を
業界で最も低い水準となる年7.7%に引き下げた。
アコムの引き下げによって、
消費者金融大手4社の下限金利は
そろって10%未満になった。
貸し倒れリスクの低い優良顧客の囲い込みを狙って
下限金利についても引き下げの動きが相次いでいる。
★プロミス
昨年12月に、下限金利を13.5%⇒7.9%
★武富士
18年11月から、既存の優良顧客を対象に審査した上で
金利を9.125%にしている。
今年4月には新規顧客向けにも
下限金利を9.125%に抑えたローン商品を発売した。
★アイフル
教育費や入院費などに使途を限定した上で、
昨年12月に下限金利を9.8%にしている。
貸金業法の改正で21年末にも上限金利が
現在の29.2%から20%に引き下げられることが決まり、
各社は法施行を前倒しして上限金利を引き下げた。
貸出金利の引き下げに伴い、審査基準を一段と厳格化。
新規の融資申込者に対し、実際に融資した人の割合は
「法改正前の6〜7割から約3割に低下した」(大手消費者金融)
という。
このため、貸出残高が伸び悩み、
各社の収益を圧迫する要因にもなっている。
一方、現時点で下限金利を適用できる優良顧客は
「多くない」(プロミス)のが現状だ。
顧客獲得を狙って下限金利の引き下げ競争が激化すれば、
各社の収益環境が一段と悪化する懸念もある。
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